
「うちは財産が少ないから、相続で揉めることはない」——そう思っていませんか。実は相続トラブルは、資産家だけの問題ではありません。今回は数字で現状を確認しながら、家族で揉めないための5つの備えをご紹介します。
■相続トラブルの約8割は遺産5000万円以下 令和6年度の司法統計によると、家庭裁判所が扱った遺産分割事件は15,379件で、平成12年比で約1.7倍に増えています。 さらに、認容・調停成立となった件数のうち約80%が遺産額5,000万円以下のケースでした。「普通の家庭」ほど、話し合いが後回しになりやすく、いざというときにこじれる傾向があります。
■揉めやすいのは「分けにくい財産」と「話し合いなし」 典型的なトラブルは、実家などの不動産が財産の大半を占めるケースです。現金のように簡単に分けられないため、「売る・残す」で意見が対立します。 また「介護をした人・しなかった人」の不満、遺言書がなく生前の意思が分からない状態も、対立の火種になりがちです。
■揉めないための5つの備え 1. 財産の一覧をつくる(不動産・預貯金・保険などを書き出す) 2. 実家をどうするか、親の意思を確認しておく 3. 遺言書の必要性を早めに検討する 4. 生前贈与や資産の組み換えを長期目線で考える 5. 迷ったら早い段階で専門家に相談する お盆や年末年始など家族が集まる機会は、これらを自然に話し合える貴重なタイミングです。「まだ元気だから」と先延ばしにせず、話題にしておくことがトラブル防止につながります。 ■まとめ 相続の備えは、財産の多い少ないに関わらず必要です。特に不動産が中心のご家庭ほど、早めの話し合いと準備が効いてきます。 相続サポートセンター|橘多佳子税理士事務所では、相続に関して初回無料の相続相談を承っています。 「何から始めればいいか分からない」段階でも、お電話(04-2957-3111)、またはこちらよりお気軽にお問い合わせください。。