お盆帰省で実家を確認|相続前に話し合う5つのチェック

お盆に久しぶりに実家へ帰ると、「親が少し年をとったな」「家の中がずいぶん片付いていないな」と感じることはありませんか。実はこの帰省のタイミングこそ、相続や実家の将来について家族で話す絶好の機会です。とはいえ「何から確認すればいいのか分からない」という方も多いはず。今回は、帰省時に確認したい5つのチェックポイントを整理しました。


■1. 親の健康・生活の変化

まずは親御さんの体調や生活ぶりを、さりげなく確認しましょう。判断能力がしっかりしているうちでなければ、遺言書の作成や生前対策の相談は進められません。「元気なうちに話しておく」ことが何より大切です。


■2. 実家の名義(登記)が済んでいるか

実は、祖父母の代から名義がそのままになっている家は少なくありません。2024年4月から相続登記が義務化され、相続を知った日から3年以内に登記しないと10万円以下の過料の対象になります。過去の相続分にも経過措置として2027年3月31日という猶予期限が設けられています。「うちの実家、誰の名義だろう?」と気づいたら、早めの確認を。


■3. 実家を「残す・売る・活用する」の方向性

空き家は全国で900万戸を超え、国も相続住宅の有効活用を政策として進めています。将来住む人がいないなら、売却や活用の方針を家族で共有しておくと、いざというときに慌てません。


■4. 旧耐震の実家なら売却の特例を確認

1981年5月以前に建てられた実家を相続して売る場合、譲渡所得から最大3,000万円を控除できる特例があります(令和9年12月31日までの譲渡)。ただし相続人が3人以上だと1人あたり2,000万円が上限になるなど、条件やタイミングが重要です。


■5. 財産のおおまかな全体像

預貯金・不動産・保険などをざっくり把握しておくだけでも、いざというときの手続きがぐっと楽になります。「うちは財産が少ないから大丈夫」と思っていても、令和6年の遺産分割事件の約8割は遺産5,000万円以下の家庭です。金額の大小より、事前の話し合いが大切です。


■まとめ

お盆は家族が顔をそろえる貴重な時間。重い話は切り出しにくいものですが、「元気なうちに一度整理しておこうか」という一言から始めてみてください。
相続サポートセンター|橘税理士事務所では、相続に関して初回無料でご相談を承っています。
帰省で気になることが出てきたら、お電話(04-2957-3111)、またはこちらよりお気軽にお問い合わせください。